愛知 小牧市 個人邸

庭の前の和室からの眺めと、庭で過ごすためのテラスを設けることを大きなテーマとしたリフォーム。
和室の雰囲気とのつながりを出すため、枕木を使用。
テラスへのアプローチとテラス、芝生の見切り(境界)を枕木で一体のものとして、景色に広がりを持たせ、
テラスは徐々に芝生に消えていくようにしてなじませています。

また、窓際の木立と、テラスの向こう側の木立が重なり合うことで、
窓からと道路からの眺め双方に奥行きを出しています。
道路側に向いた桜が、春には通りを彩ってくれるでしょう。

南向きの庭にあって、2階の庇に届く窓側の高木植栽は夏の日差しから部屋を守り、
窓からは季節の変化に富む景色を楽しむことができます。
木立の足下には小鳥たちが水浴びしやすい自然石の水鉢を据えています。
鳥たちが飛来するようになれば、「害虫」の発生も抑えてくれます。
周りには四季折々に花を咲かせ、葉姿も美しい野草を植えています。
裏側へ抜ける通路には、野趣のある飛石を打って木立を抜ける山道の雰囲気を出しています。