植木の生産
山で育ったような自然樹形の植木を育てます。
山で自然に育った木を堀り上げて植木にしたものを「山採り」といい、自然の生存競争の中でできたしなやかな枝振りは、庭にとても良い雰囲気をもたらしてくれます。
近年、この「山採り」が流行するようになり街で目にする機会も増えましたが、 冷涼な山から掘り上げられる「山採り」は樹種も涼しい場所に適したものが多く、 低地の市街地で健康に育てようと思うと植栽場所が限られてきます。
また、山から掘り出して暖地まで運ぶというのは非常に労力を使います。
一方で、温暖な地域の畑で生産された植木は丈夫で健康に育ちやすいですが、枝振りが硬く自然の雰囲気をだせるようなものが少ないのが現状です。
そこで、市街地のわずかなスペースを利用し苗を密植し、自然界の競争を再現することで、「山採り」のようなしなやかな樹形で、暖かい場所に適した樹種のものを育てる試みをしています。