街路樹、庭園樹の自然樹形の再生
樹形が崩れた木
樹形再生を初めて1年の木
自然樹形が再生してきた木
無理な剪定によって不自然になった樹形をしなやかな自然樹形に再生します。
現在街で見られる街路樹や庭園樹はほとんどが本来の美しい姿からはほど遠い姿をしています。
街路樹の本来の役割は落葉樹が街路を覆うように枝葉を広げ、夏は木陰をつくり、冬は落葉して暖かい日差しをとおすというように、街を過ごしやすくする環境調整機能を担うものです。
それが形骸化し、大量の落ち葉を避けるために常緑樹を植えたり、あえて成長が遅い小さな木を植えるといったことが一般に行われています。
今ほとんどの街路で真夏の歩道は灼熱になっている一方、しっかりとした街路樹がある場所では、日傘もいらないくらいに涼しく心地良いものです。木々を本来の自然な姿に戻せば、ヒートアイランドの改善にもなります。庭園樹についても同じく、木々がもたらす木陰やそよ風といった微気象は室内や家の周りを快適にしてくれます。
木は適切な大きさで、適切な樹形を保つことで、人々と共生し住環境を豊かにしてくれますが、本来20mにもなるような樹木を都合の良い高さに維持する場合、無理な剪定をして樹形が崩れてしまっているケースが多いです。
当事務所が行う剪定は木の大きさをコントロールしつつ、樹形を崩さないだけでなく、不自然に崩れてしまった姿を本来の自然樹形に戻すことも可能です。樹種や状態にもよりますが、2~5年でほぼ本来の姿に戻ります。
これは枝を単に透かしたり切り詰めるという既存の剪定ではなく、適切な若い枝を育て、古い枝と差し替えていく剪定によって可能になります。
自然樹形にもどれば、見た目に美しくなるだけではなく、成長が穏やかになり、根が細根化することで木が健康になります。木の抵抗力が強くなり、風通しも良くなるために病害虫に侵されることが少なくなります。